« 地域性のある広告 | トップページ | 民主政の夕暮れ?暁? イタリア総選挙の総括 »

私の「大阪嫌い」克服法2 B1角座に行く

先日、大阪に来てから初めて、というより生まれて初めて、お笑いライブを見に行きました。仕事で煮詰まって、とにかく馬鹿馬鹿しいことでリラックスしたかったからです。

「ぴあ」関西版を買って驚いたのは、お笑いライブも結構高いこと。吉本興行は劇場によっていろいろ違いますが、安いほうで3000円弱、テレビでおなじみの顔ぶれが出るほうだと4000円もするのですね。この額は一流のエンターテインメントです。分かる人には分かる表現で書くと、サッカーのセリエAのクルヴァ(ピッチの両端の安い席)並み。よくテレビで会場の中年男女のお客さんを見て、大阪の庶民だと思っていましたが、これだけの額を出せるというのは、中層以上ですね。とても自分はそこまで出せないなと思いつつ聞いてみたら、チケットも売り切れでした。吉本恐るべし。

いちばん安いのは、1200円で見れる松竹芸能のライブでした。鶴瓶と松嶋という私の好きなお笑いスターの所属会社であり、多分、これは若手の回だろうと思いつつも、一度行ってみようと決めたわけです。

大阪の地名を学習中の私は、今回ようやく、「道頓堀」「千日前」「難波」の各地名の配置が分かりました。それまでの認識は「なんば」という大地域のなかにこうした地名があるのかと思っていたのですが。有名な「食い倒れ人形」が想像以上に小さく、これこそが「道頓堀」のど真ん中にあることを知りました。

B1角座は、その名の通り地下にあり、ステージとお客の距離が近い、100人くらいの小さな劇場です。まず、東京でルミネ吉本がそうだと聞いてはいたのですが、ほとんどが若い女性なのに驚きました。会場で入念にお化粧している子も多く、二枚目のタレントの追っかけと同じだな、と思いました。

ネタを書くのは、芸人を殺すので書きませんが、正直私には笑えないものが多かったです。私はこの年でも流行事象を追うのは好きで、取り扱うテーマや題材が分からなかったものはありませんでしたが、どうも観客の若い女性との仲間同士の雰囲気で笑わせるというか、どんな人でも絶対に笑わせてやろう、というものには見えませんでした。

それでもやはり、出演順で後ろになるほど、確かな腕は感じられました。初めて見たダブルダッチという男子コンビの片方のオカマキャラは安定感がありましたし、チョップリン(これはテレビ東京の「虎ノ門」で見たことのある男子コンビ)は、やるきのなさそうな惚けた方の人が秀逸でした。この二組以外は特に記憶に残りませんでした。

若手の養成の装置なのかもしれないので、暖かい目でみるべきでしょうが、正直、2時間で9組ほどで、値段相応だなという感想です。逆に、人を笑わせることの難しさ、確実に笑いをとる吉本芸人たちのすごさを再認識せざるを得ませんでした。

次はお金に余裕があるときに、吉本を見に行くつもりです。

|

« 地域性のある広告 | トップページ | 民主政の夕暮れ?暁? イタリア総選挙の総括 »