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記憶力減退との戦い

35歳くらいから自分の記憶力に自信がなくなってきました。もちろん生活に困るようなものではありませんが、しばらく会っていない友人の名前が思い出せない、昔すらすら出てきた歴史的人名も出てこないようになるといったことです。昨年、久しぶりに駒場に行って、後輩のK君にT君と呼びかけて、後で二人の共通点は眼鏡しかないことに気づき、自己嫌悪に陥りました。ただ、おかしなことに名前は取り違えても、彼らの研究分野はそれぞれ思い出せたのです。研究者よりも研究対象を見ているのか。

それでも、まったく希望を失うわけでもないのは、人間の記憶にはやはりコンピューターにはない不思議な力もあるからで、時間はかかっても、あるきっかけで思い出すことがあります。

DS大人の脳のトレーニングなどは買えないので、風呂に浸かりながら、昔すらすら出てきた人名やいろいろな名詞のセットを思い出してみます。アメリカの大統領では簡単ですから、研究者らしく?、アメリカの歴代国務長官を思い出してみました。10代、20代の全盛期に覚えたものは強く、キッシンジャーやベイカーのような有名人はもちろん、サイラス・ヴァンスやアレグザンダー・ヘイグ、マスキーやクリストファーといった目立たない名前も出てくるのに、あのイラク戦争のときの、自分でも論文に書いた名前が出てこない。

やばい。ついに俺もここまで来たか。顔も経歴も覚えている。あの、アフリカ系の、軍人出身の、湾岸戦争で統合幕僚会議議長も務めた、尊敬される人物。本の名前も出てくる。「マイ・アメリカン・ジャーニー」。なぜだ、名前だけ出てこない。

風呂を出て、テレビをつけると、あの有名な不思議系アイドルがなぜかヨン様とCMに。

(小倉優子)「コリン、コリン」

え!コリン、コ、コ、コリン・パウエル!

お粗末でした。ここまで、まじめに読んだ人、すみません。ネタでなく、事実です。

どうも、あの立派な体格が、コリンという響きと結びつかなかったようです。

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