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今頃、ダ=ヴィンチ・コードを見る

これまでに体験したことのないような頭痛が続いたので脳神経外科で生まれて初めてスキャンしてもらったところ、ストレスによる動脈硬化の症状が見られるということで、薬をもらって静養していました。短期的には特に問題がないのですが、私にも将来的に脳卒中の危険性がゼロではないことが分かった次第です。

とりあえず、気分転換が大事ということで、天六(大阪の地理に詳しくない方に=「天神橋筋六丁目」の略です)で完全にシーズンオフの「ダ=ヴィンチ・コード」を見ることにしました。大流行の映画の上映期間中に長い行列に並ぶのが嫌いで、よくこういうことをします。天六の映画館は当節流行のシネコンではなく、通常映画3館、成人映画2館が集まった雑居ビルで、今時珍しい描き看板の映画館です。こういう絵は写真ほど似ていないけど逆にリアリティーがあるもので、昭和の香りが懐かしい感じがします。そういう場所でこの時期でも毎回満員になっていました。大阪中の「見逃した」と思ってやってくる客だけでいっぱいになるとは、ハリウッドの力、恐るべし。

映画の感想は?もう無数のブログに書かれているでしょうが、私の嫌いな世界的大根役者トム・ハンクス(なぜアメリカ人はこの人に2回もオスカーを与えるほど単純なものの見方しかできないのだろう)が主役だったのはがっかりですが、英仏の俳優はやはり渋くてよかったので価格相応というところでしょうか。登場人物では、サー・リーの屈折した人格が好きです。最後はやはり予定調和というのは、いかにもアメリカっぽくて頂けない。

どうせなら、サー・リーが世界の秘密を大暴露した後の世界の混乱を続編にして描いてくれたら、おもしろいのに。あ、そういう映画はたぶんアメリカ人は見ないな、ヨーロッパ人と日本人(の一部)は大いに喜ぶと思うけど。

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大阪人イラチ説をタクシー運転手と論じる

楽しい研究仲間との会合があった札幌から羽田経由の最終便で関空におりると、大阪駅には真夜中、阪急は終電も過ぎ、京都線最終で茨木まで行き、タクシーで帰りました。

運転手さんから「中環から行っていいですか」と聞かれ、まだ大阪の地理感覚が覚束ない(茨木で降りたのも正解だったかどうか)ながら、「どうぞ」といいつつ、「でも、どうしてですか」と聞きました。石橋方面へのバスが行く道は箕面を通るのですが、その道は信号が多いのと、夜は飛び出しが多い、というのです。

この話、東京に慣れた人には不思議なのです。夜は車も少ないだろうに。つまりは、だからこそ、対向車がいないだろう運転が大阪では横行するというのです。

大阪人イラチ説は別に新しいものでもないし、さすがに私もそれはたぶんに他地域の偏見もあるだろうと思っていたのです。これはいい機会だから、と、大阪人自身の自己分析を聞きたくて、聞いてみました。「でも、どうして大阪はそうイラチになるんですかねえ。」

運転手さんは奈良出身でした。「私は奈良出身ですが、私も大阪に入ると多少イラチになります。やはり蒸し暑い気候ではないですかね。代々そういう気候に染まっていると、この地域の人の体質になっているのと違いますか。」確かに、夏場の非人間的な過ごしにくさは、私も二回目の夏を経て、骨身に浸みました。

大阪人が悪いんじゃないんだ。DNAのせいなんだ。そう考えようと思います。大阪の人(女性?)を愛するために。

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