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死刑を見つめる視点

土曜日に日弁連主催の死刑をテーマにした公聴会を聞いてきました。仕事である行事を準備していてその事前勉強に、木更津で開催中の学会から抜け出して大阪の弁護士会館に聞きに行ったのですが、とても勉強になりました。

よくブログで行事の詳細を書く人が多いのですが、それはやはり主催者や実際に行った人に悪いし、著作権の問題もあるので、私の感想だけ述べますと、作家の高村薫さんの講演がすばらしかったです。その作品同様、緻密に構築された論理的な内容ながら、小説家として鍛えられた読者(この場合は聴衆)への分かりやすい説明の仕方、人間の感情にも配慮した、このテーマの基調講演としては最高のものでした。

実はこれまでに聞いた数々のシンポジウムの基調講演であまりいい講演を聴いたためしがないのですが、この講演はぜひ記録にして、多くの人に読んでもらってもいいのではないかと思います。

ただ感想だけですと、何がなんだかわからないのでひとつだけ書くと、高村さんがすべてを法律に委ねず、宗教にも、ここぞというところで位置を与えていた考え方にも共感しました。

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