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ベニーニが好きになれない私

昨日、一日ずっと海遊館にいて、大阪ヨーロッパ映画祭で3本の映画を見たのですが、イタリアのベニーニの新作『人生は、奇跡の詩』は、彼の妻でもある主演女優のニコレッタ・ブラスキが来日と伝えられたので超満員(立ち見あり)でした。実際は本人の都合で来日はキャンセルされました。午前のオランダ映画『シモン』などは社会性のあるテーマで面白かったのに結構余裕があったのですが、やはり『ライフ・イズ・ビューティフル』でアメリカのアカデミー賞(主演男優賞)まで取ってしまうというメジャーな夫婦の知名度は凄いなと思いました。

実は私はイタリア好きには珍しくベニーニは好きではないのです。ウディ・アレンのイタリア版のような口数の多さ(内容は卑近な冗談ばかりで、そこはアレンと違いますが)にも閉口しますが、非常に大きな問題であるアウシュビッツ(『ライフ~』)やイラク(『人生は~』)を冗談まじりで軽々しく扱うところにどうしても好感が持てません。もちろん一種の寓話であることはわかっているのですが、エンターテイメントにしてはいけないテーマというものもあるような気がします。スタンダップの漫談でやるのとは違うと思うのです。

左派支持の文化人だということで彼を支持する日本人も多いと思いますが、私は、日本にアウシュビッツやイラクの悲劇の直接的な第一義の責任はないししても無関係だとは思えず、こういう扱いに興じることはできません。

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