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キムタクがEU教育に貢献

キムタクこと木村拓哉氏は、日本におけるEU教育に貢献しました。EUの元祖である欧州石炭鉄鋼共同体の時代の製鉄業の説明に欠かせない「高炉」(こうろ)という言葉が、先頃終了したドラマ「華麗なる一族」によって、お茶の間で市民権を得ました。キムタク演じる万俵鉄平専務の務める阪神特殊製鋼(モデルは山陽特殊製鋼といわれる)の高炉建設がまさに中心テーマだったからです。これから大学でEUの歴史や欧州経済史を講義する研究者は「ほら、あの、キムタクが作っていたやつ」とでも言えば、ドラマ好きの学生にはイメージが浮かぶのです。

大規模な投資を必要とする高炉は大国でも数基あるかないかという大設備です。これがヨーロッパに何基必要であるかは当時の大問題でした。イタリアはフランスなどからやめておけと言われたのですが、国家の威信をかけて、大戦中にドイツに解体されたコルニリャーノの高炉を復活させ、ここからイタリアの戦後の大規模製鉄が始まります。(それは4基目の高炉を作ろうとするときにもろくも瓦解するのですが)

これは作者の山崎豊子氏のおかげではないか。なるほど。でも、キムタクなくしてこういう大きい設備のいるドラマは作らなかったでしょう。キムタクはEU教育に貢献したのです。

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