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風刺やパロディを楽しめない国、日本

 お笑いのくりぃむしちゅーのコンビが酒を酌み交わしながら知事選出馬を相談するというお酒のCMが地元の知事選が近く、不謹慎だと放送中止になった。もちろん現実のコンビにその気がまったくないことを前提で楽しむCMである。おそらく声を上げたのは、お笑いのこともよく知らないどの候補者かの支持者だろう。まったくユーモアのセンスがない、それ自体、政治家や支持者としての資質を疑われる無粋な話だ。隣県の東国原知事の誕生で神経過敏になっていないか?
 この国では風刺やパロディも楽しめない。このような形式的な「マジメ主義者」は、実は国際的にはレベルが低い。日本では避けるべきという政治や宗教を風刺するのは、欧米では当たり前のことであり、芸能人がそれをするのは格好いいのである。もちろん、今回のCMはコンビ自身立案のネタではないだろうとしても。
 こういうのは、大きく構えて、有田が出ないことを分かった上でユーモアに乗って「私はくりぃむの有田が出馬しても勝つ!私はプロの政治家だ。」という風に堂々としていたほうがよほど好感を持たれるし、メディアも取り上げてくれてかえって有利だと思うのだが。

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