« 北京五輪ボイコット論 | トップページ | 世界の歴史、文庫版 »

ジーロトンド

 夕刻から恵比寿の東京都写真美術館に行く。なぜ平日の夕刻に行くかといえば、来月、学生を連れて同時間に研修のためにここを訪れるためで、その導線を確認に行くのである。
 現在の企画展は、「シュルレアリズムと写真 痙攣する美」と、「知られざる奇才 マリオ・ジャコメッリ」展だ。写真にはずっと関心を持ってきたが、もちろんイタリアの写真家といわれてもこの人は知らない。しかし、意外にも、ホスピスで死を待つ人々やロマ(いわゆるジプシー)の人々、雪のなかで戯れる僧たちなど、なかなか面白い題材も多い。
 そのなかで目を引いたのが、イタリア版「かごめかごめ」である遊戯「ジートトンド」をする僧たちの写真で、白い雪に黒い僧服が映えるよい写真で、この企画展のチラシの表紙にも使われている。
「ジーロトンド」といえば、数年前、映画監督のモレッティら左派文化人がベルルスコーニから不当な介入を受けた司法省やRAIを人間の鎖で取り囲んだデモがまさに「ジーロトンド」であった。改めて原型を見て、なるほど「かごめかごめ」だと納得。
 研修の後には、懇親会も行わないといけない。少し歩いたところにあるエスニック料理店を下見に入り、実際に二三品注文してみる。どれもおいしかったが、やはり、ものによりえらく辛かったり、油濃かったりするところはあり、苦手な人は苦手かもしれず、その点注意しないといけない。しかし、いわゆる居酒屋でなく、かつ大人数で安く抑えなくてはならず、かつ何らかの学習効果(普段食べない外国料理を食べる)ということからすれば、エスニック以外の選択肢はないのである。
 なんとか企画通りできそうだと思い、帰宅。教育テレビで珍しい編成のバッハを聴く。

|

« 北京五輪ボイコット論 | トップページ | 世界の歴史、文庫版 »