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「ブラ1」に関する思い出

 青学でドイツの過去への取り組みに関する講演を聞く。普通、研究者のブログではこういうときに何を聞いた、と書きそうなものですが、講演とか口頭発表は内容を書くと著作権に関わり、案外扱いが難しいのです。せいぜい書けて自分の感想ぐらい。ちなみにこの講演は、ドイツでの近年の研究動向をおさえつつも、一般の人が聞いても理解できる内容で、ぜひ政治家や全国の教員に聞かせたいと思いました。
 その帰りに書店の宣伝を見て『のだめカンタービレ』の最新巻を買い、帰りの電車のなかで読了。そのとき、ドラマ版「のだめ」でもとりあげていたブラームスの交響曲第1番、通称「ブラ1」について思い出したこと2点。
 私が数年間、非常勤で講義に通っていた西日本の大学ではチャイムの音がブラ1の「ターララララーララ、ターララララララッラ」というあの有名な旋律でした。学生になぜ君たちの大学では、これがチャイムなのか教えて、と聞いたが、誰も知らなかった。
 実は、この曲が私は大好きで、その理由の一つが、かつて『週刊文春』の阿川佐和子氏の対談記事で確か著名ピアニストのU氏(名前は分かっているのですが、以下の内容の記憶が不確かなので、明言しません)だったと思うのですが、「ブラームスは老いていながら、その心の中になにか若い頃を思い出し、ほのかに燃えるものを持っているところがいい」という趣旨のことを言われていたような気がする。これが音楽の印象とドンピシャで、30超して大学院生をしていた私は何か励まされました。さすが世界の舞台に立っておられる方は表現が違うという強い印象を受けたのです。このインタビューは残念ながら文庫化された対談シリーズには収録されていない。切り抜きもなくしてしまった。
 そして、さらに「ブラ1」の記憶にあるのは、NHKの「みんなの歌」で、ブラ1のサビを「風さえあれば、風さえ吹けば、気球に乗って〜」という替え歌にしたのがあり、子供の頃、いい歌だと思って、これがいまだに頭に残っていたのです。
 今回検索してみて、すぐ分かりました。ホルストのジュピターを替え歌にした平原綾香さんに遡ること、20数年、1978年でした。なんと歌っていたのは和田アキ子さん。編曲は三枝成彰氏。そりゃ印象に残るわ。「風の歌」という題名でした。

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