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初?の政治学者出身知事

 熊本県知事に蒲島郁夫・東京大学教授が当選。蒲島氏はワイドショーなどに出るマスコミ教授などではなく、その研究で高く評価されている方なので、その出馬表明には学界も少し驚いていたのではなかろうか。
 これまでも学者出身の知事はいたが、おそらく政治学者という例は初めてではなかろうか。過去の知事(以下、歴史的人物なので敬称略)では、東京都の美濃部亮吉、京都府の蜷川虎三は経済学、大阪府の黒田了一は憲法、福岡県の奥田八二は社会思想史専攻でかなり分野としては近いが、政治学者とはいえないだろう。
 政治学者出身の現職(舛添要一厚生労働大臣)、前職(猪口邦子前少子化担当相)の閣僚がいるので、驚くべきことではないかと思われるが、この方々は実は細かい専門で言うと、国際政治や比較政治であり、日本政治そのものでは必ずしもないのである。
 蒲島新知事は、日本政治そのものを研究していただけに、理論と実践の関係がどうなるか、注目されるのである。対立候補のなかには、地元の村長もいて、この村長の後継選挙では、ダム中立派の候補がダム停止派、ダム継続派の候補を破っている。

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