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ここ2ヶ月のわが「イタリア」教育

 勤務先のことはブログでは書かない主義である。特に同僚や学生のことは絶対に書かない。ただ、自分の教育方法の苦心などは書いても、それは教員自身の心と頭のなかの葛藤だから許されるだろう。
 私が主として担当しているのは、国際関係論とEU論、ヨーロッパ政治である。イタリアを本来必要な程度以上に強調はしていない。しかし、余裕や機会があれば、イタリアに特化した授業も作れれば作りたいと思ってはいる。文化の演習を1コマ持っているので、そこではGinsborgの英語の通史を輪読に使おうとした。しかし、これは断念せざるを得なかった。
 英語の問題もあるが、前提となる知識はほとんどない。それも序論から読んでいけばできるかと考えていたが、これは私の戦略ミスで、やはりレクチャーが必要だった。学生の関心のある国もイタリアに限らないので、今はイタリア、スペイン、ポルトガル、ギリシャ、トルコの5ヶ国を比較したSapelliの英語とイタリア語両方で出ている南欧戦後史を使おうとしている。経済学者の書いた本なので、数字が入って具体的で節割りも多く、分担も分割しやすい。これはレクチャーを入れても、無理でもやるつもりである。私の勤務校ではイタリア語を選択で履修できるので、何とかそういう関心も助けたい。
 イタリア、特に現代イタリアについての講義が少ないのは他の大学でも同様だ。せめて特講のような不定期なものでも、学生が4年間に1回でも現代イタリア史の講義が受けれるようにできればいいが、現状では自分でそこまでやる自信がない。

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