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ベルルスコーニ人気が止まらない

 ベルルスコーニの支持率が60%に達した。彼に最も批判的な左派系の有力紙『レプッブリカ』が報じているのだから、間違いなかろう。すでにG8サミットの折りに、母国で支持率50%を超えるのは、彼ともう一人(誰か忘れた)だと報じられていたが、イタリア経済自体は結構油断できない状況なのに、意外である。

 中道・左派合同の民主党は逆に支持が伸びないどころか減っている(30%)。下手をすると選挙連合を組んだ反ベルルスコーニのポピュリスト、ディ=ピエトロ元判事の「価値あるイタリア」にも人気で負けている。

 とすれば、今回の政権発足時からの政策、固定資産税の撤廃、治安強化、(新自由主義的)教育改革などが歓迎ないしは不支持の理由になっていないことを意味するのだろうか。こういう政策がそれなりに歓迎されているとすれば、どうもわれわれはイタリア人の心情変化を見失っている感じがする。まだベルリングェルの思い出に浸って(それで足りなければ、オリーヴやネグリで景気づけをして)左派支持で固まっている日本のイタリア通の悪い癖は根底的な反省を求められるのではなかろうか。(自戒を込めての話)

 経済・予算政策は相変わらず、無理な歳出削減、減税で数字の辻褄合わせに見えるだけに、秋以降にボロがでれば、局面展開もありうるが、もしでなかったら?

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