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本当に好きな本

 本当に好きな本は、一応学者にはあるまじきことかもしれないが、研究には役立たないが、人生におもしろみを与えてくれる本。今回の旅行では、時間もお金もカツカツで研究書は後で予算で買うことにしたが、この種のものを2,3買わずにはいられなかった。

 まずは、この本『ミロード:イタリアのアングロ(英国)マニアの冒険』。これは、表紙に書いてある惹句で即買い。戦後初の駐英イタリア大使ニコロ・カランディーニはたいそうな英国マニアで、そのイタリア人らしからぬ気品ある物腰に、イタリア外務省内でも「ロード・カランディーニ」とからかわれていたらしい。実際、戦後初期のイタリア外交における重要人物の一人です。

Anglomania

 以前、ベルトルッチの映画『革命前夜』でパルマには戦中でもイギリスびいきが多く、ファッションなどもそうだったというようなことが話されているのを見て気になっていたのですが、イタリア人でも英国調の好きな、絶対そういう流れがどこかにあるはずだ、と思っていたら、この本に遭遇した次第。まだ読んでないけど、絶対におもしろい、はず。

 この出版社「ネーリ・ポッツァ」はなかなか面白い本を出していて、名著『東部アフリカにおけるイタリア人』全4巻を書いた名ジャーナリスト、アンジェロ・デル=ボカが50人の証言を集めた『わたしたちのアフリカ』もここから出ている。要注目。

 

 

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