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鹿児島県阿久根市

 鹿児島県阿久根市の竹原市長が、自身のブログ「さるさる日記:阿久根時事報」で「辞めてもらいたい議員」投票を呼びかけたなどとして市議会が不信任案を可決後、議会を解散し、その市議選で反市長派が勝利したことで、追い詰められている。市長本人は日記という意識のようだが、いずれにしても、ブログでのマナーという前に、議会との分権の意識も欠けていて、不用意すぎる、と思った。
 ところが、実際にこのブログを読むと、市長自らが市役所職員の給与を公開して、その高給ぶりを告発したり、市議候補に税金未納で当選しても市議給与を差し押さえられる者がいるなどと気になる記述もあり、これが仮に事実だとすれば(事実でも書いていいかどうかは別として)、市役所や市議にもモラルの問題がありそうだ。市議からの反発の背景には、市長による市議の削減提案もある。市長のブログには、こうした背景までは言及しないメディアや、現実の政治に関わろうとしない政治学者にも厳しい言葉がある。
 このニュースが気になったのは、この地名が頭にあったからで、最近、ビジネスニュースでひっぱりだこの「A-Zスーパー」という24時間営業の超大型スーパーがある町だったからである。不便な土地に逆転の発想で生鮮食料品から車まであらゆるもの(AからZまで)を売る巨大スーパーを作り、他県からも買い物に来るようになって大成功し、高齢者を雇用したり、送迎ザービスをやったりと好循環で次々と新規のサービスを広げた有名な事例である。
 この二つのニュースには何の関係もないが、情報網に乗ると他県では知られていない田舎の小さな町も有名になってしまう、この時代のニュースの不思議さを痛感する。そして、表面上のニュースだけではなかなか分からない、多くのことが背後にあることも。

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