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昭和40年

 週末に放送されたNHK-BSのタイムトラベル昭和40年は、大変面白い企画だった。べ平連が生まれた年であることで、当時の資料映像が多数出てきたこともよかったが、当時のテレビ東京が仕掛けた徹夜の戦争と平和に関する討論会が出色で、宮沢喜一、中曽根康弘、勝間田清一、飛鳥田一雄といった与野党の政治家、長洲一二、桑原武夫らの学者に、べ平連の小田実、開高健などが参加していたのを、音声資料が残っていないので、俳優による読み上げで再現していた。この討論会が天皇の戦争責任を問う無着成恭(生活綴り方運動で教員免許取得者の習う教育史には必ず名前が出てくる人だ)の発言で明け方前に放送が止まったということも改めて知った。当時、テレビ東京にいた田原総一朗氏も、この番組の担当ではなかったが、ずっとこの放送を見ていたという。
 また、この年に献血を広める運動を早稲田大学の政経学部の学生がしていて、彼らが売血の現場に潜り込み自ら取材し、その危険性を指摘したリポートが献血の推進に大変役立ったこと(翌年には早くも献血と売血の量が逆転する)など、やはり当時の学生の意識の高さに感動した。こういう学生がいたことだけで早稲田はすばらしい大学だと言い切れる。
 すべて私が生まれる直前の話である。

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