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ワーク・ライフ・バランス

 今朝のNHKニュースで「仕事と家庭生活の両立、いわゆる『ワーク・ライフ・バランス』という言葉が浸透していない」との報道。
 しかし、この言い方もまた誤解を与えるのではないだろうか。いや、間違っているというわけではないのだが、こういう言い方では、学生の「勉強と部活の両立」のように、本人の自助努力によるものと誤解されかねない。そういう側面もないことはないが、むしろ社会全体での「ワーク」と「ライフ」のバランスこそ、この概念の中核だろう。
 つまり、残業(しばしばサービス残業も)が当たり前というような社会風潮があれば、個人がどんなに家庭生活との両立を図ろうとしても難しいのであり、特にわが国には保育所不足などインフラ面の政策の努力が足りないので、むしろ政府と企業の責任こそ大きいのであり、もはや個人の問題ではない、ということが重要なのではないか。
 社会全体における「仕事」と「生活」のバランス、これこそが問題だ。

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