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World in Union

 数年前の新潟地震で被災者の心を癒した平原綾香の「ジュピター」。この曲がホルストの「惑星」のうち「木星」の部分から取られたことはよく知られているが、昨晩、NHKの衛星テレビで流れたイギリスの男子校の合唱教師の奮闘ドキュメンタリーで、これと同じ曲が合唱曲として彼の地では定番になっていることを初めて知った。
 曲名をWorld in Unionといい、実はラグビーのワールドカップ開会式で1991年から採用されているという。その年にはオペラ歌手のキリ・テ・カナワが歌い、オーストラリア大会ではUnited Colours of Sound というグループが、フランス大会でもロベルト・アラーニャなど世界各国から選ばれた歌手たちが歌ったようだ。だから、ラグビーが好きな人はとうに知っていたかもしれない。
 ただ、今回知って少し感動したのは、チャーリー・スカーベックという人がつけた歌詞が、人種差別のない世界を期待したものであることで、i Tunes で探したら、いろいろ個性的な歌手や合唱団が歌っていることに気づいた。例えばSoweto Gospel Choir というグループは、ネルソン・マンデラ・シアターでライブした録音があるし、グルカ兵師団の演奏もあった。
 平原綾香がこれを知っていたのか、知らなかったのか分からないが、日本で個々人の心を癒した曲が、彼の地ではもう少しコスモポリタンで人類愛的な曲として歌われているということが、同じ優しく深い旋律の働き方の違いとして興味深い。

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