« イタリアでも買える日本製生活用品 | トップページ | 左脇のアバターについて »

やそだゼミで読んだ本、読んでいる本(1)

 卒論ゼミだけでなく、新入生ゼミやいろいろな演習科目で使う文献選定のために、日頃から自分の守備範囲以外の、しかも日本語文献を探さなければいけなくなった。国際関係論などといった間口の広い科目を担当しているため、自分の細かい専門でないもの、また同じ文献を二度使わない(講義科目を除く演習のみ)という痩せ我慢の自己ルールを設定したために、大いに迷う。ブログに書くのは、これを見た友人たち(誰も見ていないかと思ったが意外に読んでくれている人がいる)が、あれはいい、あれはやめろと言ってくれないかと思うからだ。
 新入生ゼミで読んだのは、広井良典『持続可能な福祉社会:「もうひとつの日本」の構想』(ちくま新書)。Hiroi
 この問題でのオピニオンリーダーだし、公共事業が福祉の代替となっていることなど超領域的な分析が多く、「不安定な若者に年金を」という具体的な提言もある。つまりはちゃんと主張のある本で、国際比較など統計や図表も豊富、それでいて思想面への言及もあり単なる政策分析で終わっていないことから、社会科学の総合的な入門にふさわしいと思った。やそだゼミらしく、日欧比較もできる点もよい。
 この本も刊行されて3年、来年は別のテキストも探したいが、今のところ、上記のような諸点を満たす代わりの本が見つからない。
 

|

« イタリアでも買える日本製生活用品 | トップページ | 左脇のアバターについて »