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ラッド豪首相に注目

 今朝の日経にオーストラリアのラッド首相(労働党)が日本語を含むアジア4言語(ほかに中国語、韓国語、インドネシア語)の教育充実を2007年の総選挙の公約にしていたことが紹介されている。これは同首相がクイーンズランド州政府時代から取り組んでいたものだという。
 クイーンズランドは北東部にあり、日本からはゴールドコーストへの観光が多いが、わたしも春に学生を連れて語学研修に行った(このブログでは研修については書かないが、クイーンズランド州については前に書いた)が、受け入れ体制がしっかりしていて、人々も親切で、すっかりオーストラリアびいきになってしまった。
 しかし、アジア系言語に対する政策はオーストラリア全土で最初から積極的だったわけではなく、ラッド首相は首相就任後にそれまでこの問題に必ずしも積極的でなかった南東部のニューサウスウェールズ州(クイーンズランドのすぐ南にある)にも働きかけたという。これにより、同州政府も欧州系の移民が使うフランス語やイタリア語と同様の「(文化)継承語」に指定したという。
 日本では、ラッド首相が外交官として北京駐在経験があり、中国訪問で中国語でスピーチするなど、親中派であるとして、イラク出兵で小泉政権と近いとされたハワード政権(保守党)と比較する報道もあったが、ことアジア系言語に関する限り、前政権にはなかった積極的な政策を現政権はとっていることになる。
 世界金融危機に際してもラッド首相の論文が海外でも紹介され読まれるなど、なかなかの人物のようだ。クイーズランド滞在中にその論文や彼に関する本も買ってきたのだが、目前の仕事が片づかず、今は読めない。ハワード政権の末期を描いたHoward's Endという本も巧い題名(名作映画Howards Endのもじり)につられて買ったが、同様。

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