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仕事の本は読みません(メールも)

 年末年始、実家に帰省するので、何を読もうかと迷ったが、とにかく体も心も休め、仕事を忘れて、純粋に読みたい本を、寝ながら読みたい。それで決めたのが、長谷川郁夫『堀口大學 詩は一生の長い道』河出書房新社。本文599頁(「あとがき」を除く)の大冊。
 大學自身の詩も訳詞も、外国のイメージと親しみのある日本語の、他に例のない共存をなしたものだ。大學は、私の母校である高岡高校の校歌の作詞者でもある。作曲者は團伊玖磨。もちろん、大學の詞をもってしても、校歌自体は卒業生以外には何の感興も生むまい。私がうれしく思うことは、郷里の先人たちが他の詩人でなく、大學のような上品で、知的で、それでいて人間に優しく、エロスすら伝えられる詩人を選んだことである。

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