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原点回帰:1989へ

 仕事に追われて、研究者の心を忘れていた。セベスチェン『東欧革命1989』を読んで、もう一度、学生の頃の気持ちを取り戻す。ベルリンの壁に「空手チョップ」をしていた、あの頃に。
Sebestyen

 1989年も歴史になり、あのとき、われわれが信じていたことの幾つかが実は「神話」に過ぎないことも、この20年の間に分かった。ポーランドのヤルゼルスキ将軍による戒厳令は、ソ連の介入を防ぐための苦渋の選択とされていたのが、実はアフガン出兵のため余力になかったソ連に派兵の意志がなかったこと、むしろヤルゼルスキはソ連の介入を懇願していたことなどは、実は韓国の全斗煥と同じようなものだったのか、という残念な感じだが、一方で連帯側の賢明で慎重な改革姿勢はより明らかになった。

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