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「ナチュン」最終回に

 『月刊アフタヌーン』連載の「ナチュン」(最新号が最終回)は、文化人類学者が描いた異色の漫画だが、別の漫画家の「20世紀少年」と同様に、回を追うごとにスケールが大きくなって世界支配まで行ったので、話を広げすぎてどうするのだろうと思ったら、そういう終わり?という幕切れは、やむを得ないか。舞台となった沖縄(出てくる地名は架空のものだが、明らかに沖縄をイメージ)は、怪しげな人間たちが入り乱れる猥雑な環境設定には適していたが、最後の着地点のための保険にもなっていた感は否めない。やはり、世界支配はそこに向かっていくプロセスが面白いのであって、本当に支配したら、つまらないし、壊すしかないものね。
(既出の「スウェーデン製武器」の項から、「ナチュン」に関する記述を分けました。)

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