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上海万博とEU

 5月1日に開幕する上海万博にEUがどう関わるのか、「人民日報」の日本語情報サイト「人民網」でチェックしてみた。それによると、域外諸国で開催の万博にはEUそのものは出展しないという慣例を破り、今年後半のEU議長国でもあるベルギー館の一角に展示スペースを確保するらしい。そういえば、数年前の愛知万博では、EU加盟国の展示館をまわるスタンプラリーはやっていたが、EU館というのはなかったように思う。私は行っていないので、報道記事の情報だが。
 EUの祝日、5月9日の「シューマン・デー」には、シューマン宣言60周年の記念式典も行うという。近年、地域統合の実を上げつつあるAU(アフリカ連合)も、アフリカ合同館に機関としての展示を行うようだ。
 EUの展示内容については、テーマが「インテリジェント・ヨーロッパ」、EU各都市の共通する特徴とそれを支える創造力と技巧が示されるというが、どういうものか分からない。これはあるいは、ユーロ札の表に描かれている各時代の建築様式のように、特定の建物のコピーでなく(ユーロ札の場合は券種が少ないので加盟国全部を出せないという理由もあったが)、こんな感じという抽象化されたものになるのだろうか。
 なお、私からのミニ情報として、こういうことを考えるのに、便利な本がある。土木学会が80周年で刊行した『ヨーロッパのインフラストラクチャー』。書店では見つからないかも。Amazonで古本なら買えます。
 国際関係論を教えながら、中国に行ったことがない(あまり行きたいと思ったことがない)という決定的な欠点を持つ私も、EU加盟国の展示を見ることを自分への動機づけで上海に行く(中国初上陸)ことを考えているが、人混みや行列が苦手な私は、まだ予定も立てず躊躇している。半年間いつ行っても人でいっぱいだろうが、やはり、人があまり行かない時期に行きたい。

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