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小党マニア宣言

 小さな政党の情報を読むのが好きである。クソ真面目なものより変わったもののほうが面白い。政党が多いイタリア政治を追っているうちに、いつの間にかそうなったのかもしれない。
 ニューズウィーク日本語版では今週「今、読みたい本」とカバーストーリーになる特集は、国際版では既に8月9日号にWhat to Read Nowと出ていた。ブックリストはさすがの内容で、夏休みらしく現在の問題を時事情報に流されず、その本質を歴史に探ろうと、tea partyのような政府への不満爆発の大衆政治運動の多くの実例を過去のアメリカ政治史から集めた選書である。
 バリー・ゴールドウォーター(共和党保守派)、ジョージ・ウォレス(アメリカ独立党、アラバマ州知事)、ヒューイ・ロング(民主党、ポピュリスト、ルイジアナ州知事)、ノーマン・トーマス(アメリカ社会党)。小党マニアにはたまらない、関連書籍のブックリストだ。
 1年前くらいにわれわれがtea partyに気づいたときは、無名性の大衆運動だったはずだ。今はそこにGlenn BeckとSarah Palinという2人のアイコンがある。どうして、こうなっていくのか、やはり歴史にヒントを得たい。
 ところで、小党マニアというのは、私以外にいるかどうか分からないが、小国マニアは間違いなくいる。吉田一郎『国マニア 世界の珍国、奇妙な地域へ』(ちくま文庫)5年前刊の単行本が文庫になったようだ。植田健嗣『ミニ国家「リヒテンシュタイン侯国」』(郁文堂)は、マニアとお呼びしては失礼な、まじめな研究書。
 

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