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新刊『帝国の長い影』まもなく店頭に

 木畑洋一先生(国際関係史、イギリス史)の東大駒場退官後に、先生と先生のもとで学んだ研究者たちが論集をまとめ、このたび出版しました。木畑先生と後任の後藤春美先生の編『帝国の長い影 20世紀国際秩序の変容』(ミネルヴァ書房)。ただし、これは記念論集ではなく、先生へのヨイショはなし、むしろ20世紀の「帝国」と国際関係史について、読者に広く考えて頂くことが目的です。
 イギリス帝国とその周辺の、帝国後も長く続く「帝国」そのものの問題や「帝国意識」を追った論集。対象は、中東、アフリカ、中国、日本、ニュージーランド、インド洋とイギリスの関わり、他にポルトガル、フランス、イタリアの帝国意識に関わるものやEUに及び、国際システムとしての帝国とその後について、いろいろ考える材料があります。イタリアの小稿は私が書きましたが、まずは他の論考を読んでみてください。
 最後に冗談っぽくいえば、このテーマの広がりを見れば、木畑先生がわれわれ研究者を帝国主義的に「支配」せず、世界各地に展開するのを助けてくださったことが分かるかと思います。

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