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シャルルロワ、マルシネルへ

 今回ベルギーに来た第一の理由であるマルシネルの炭坑跡、「カジエの森」の博物館群を訪ねるため、ブリュッセルからシャルルロワに向かった。
 ブリュッセルから南西方向に1時間ほど列車に乗ると、ワロン語(フランス語)圏最大の都市で、ブリュッセル、アントウェルペン(アンヴェルス、アントワープ)に次ぐベルギー第3の都市でもあるシャルルロワに着く。駅前が改装中で落ち着かないが、バス停に捨てられた吸い殻の多さに、ああ、ラテン圏に来たな、と思う。
 シャルルロワの交通の中心である南駅からバスに乗って20分ほどで「カジエの森」の最寄りのバス停に着くのだが、郊外にある炭坑跡なので、運転手に「プロフェッサー、ここで降りなさい」と言われないと気づかなかった。マルシネルという小さな町の中心ですらないようだ。ちなみに、フランス語でいう「プロフェッサー」は大学教授だけでなく、リセの先生なども含む。もちろん私は職業を名乗っていないが、地味目の紳士ものコートを着てきたことや産業遺跡などを訪れる物好きな奴はそうに違いないという予想、あるいは、そう呼んでおけば違っていても失礼ではないということだろう。
 実際、バスを降りても、何の表示もない。目の前にあるのは、よく衰退産業地域にある低所得者向けの高層集合住宅が数棟のみ。やむなく散歩中のお年寄りに聞くと、ここから遠くない、バス停から見て斜め後ろに戻る道を行って右に曲がるとよいからと言うのでその通り行くと、すぐに丘のように高くなっているところに炭坑特有の鉄塔が見えてきて安心した。

Casier

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