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二元代表制を愛する人たち

 さっぱり分からないのが、名古屋市議選で河村市長が率いる「減税日本」が第一党となったことなどを指して、ファシズムとか大政翼賛会とバカの一つ覚えのように言う人々である。たぶん、こういう表現を使う人は、ファシズムや大政翼賛会そのものをご存じないのだろう。「ポピュリスト(大衆迎合者)」というのは、まだ分からないでもない。
 実際にはアメリカの大統領制と違って、予算の編成権が役所にある以上、伝統的な地方議会は、市役所に対し、公共事業などの果実を求める建設業界などの利益を代表する議員が予算をねだる、むしろ談合的な非民主的地方政治を行ってきた。
 河村氏の試みが成功するかどうかはともかく、中央政界で埒が明かない「仕分け」よりも、総額を削って、本当に必要な物だけ残せと言って、官僚や議員たちにムダを削らせるというのは、一つの手法である。
 イタリアでは州議会選挙の比例名簿トップが市長(市議会議長)候補であり、その意味で一元的である。ヨーロッパではこういう自治体は珍しくない。

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