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ドイツ・オランダの旅(5) マーストリヒト

 地図をにらみながら今回の旅程を考えたとき、マーストリヒトの名が目を引いた。1992年に締結された欧州連合条約は、その調印地にちなんだ通称をマーストリヒト条約という。その後、アムステルダム、ニースにおける改正を経て、現行のリスボン条約となっているが、初めて欧州連合(EU)という文言が入ったのは、このマーストリヒト条約だったのである。大学でEUについて教える私は、その名をこれまでの人生で数百回、口にしてきたと思うが、そもそもどんな街なんだと思い、行きたくなったのである。
 デュッセルドルフから今回多用している国際特急「タリス」でまず、ベルギーのリエージュまで戻る。この街はベルギーのフランス語圏を代表する街だが、一度来ているので、今回は乗り換え地として通過し、ここから北へローカル線でわずか35分余りで着くのが、オランダ最南端のリンブルク州の州都マーストリヒトである。
 マーストリヒトはオランダでも最も古い歴史を有するというが、地元の人にも、ここはどこかオランダでも特殊な街という意識があるらしい。ホテルの受付で「この街は初めてか」と聞かれたので、「そうだ、オランダは結構来ているのだが」と答えると、「ここは北の方とは違う。私たちはもっとリラックスしている」と返してきた。
Maas
 マース川にかかる聖セルファース橋を渡ると、現代的な商店街で、人が多く歩いていて、なかなか活気がある。少し北に歩くと、市庁舎のあるマルクト広場に出るが、これは名前通り、市場が昔から開かれていたところで、今も露店が出ていた。ちょうど、雨が強くなったので、屋台で魚介のフライを買って、庇を貸してもらう。
Markt
 フライトホフ広場ではペタンクの大会をしていて、この街のメインの教会二つ、この街の初代大司祭にちなむ聖セルファース教会と、赤い塔の聖ヤンス教会はいずれもこの日は閉じていた。
Vrijhof
 城壁が残っていて、大砲も置いてあり、中世都市の面影も十分ある。ある意味でオランダっぽくない。フランスやドイツの同時代の街に似ている。
Maastrichtwall
 地元の観光ガイドは「オランダの美食の首都」をうたっている。それに出ていたフレンチに入ろうとしたが、予約なしでは無理と言われ、駅近くの魚介専門のブラスリーに入ったが、ここも最初はいっぱいで、バーで少し酒でも飲んでいてくれと言われたが、ほどなく予約にキャンセルが出たと席に着けた。魚介のスープも料理も美味だった。
(この項は書きかけです)

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