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シチリア東岸の旅(7) ノート

 シチリアの交通インフラが悪いといっても、シラクーザまではなんだかんだ言っても複数の手段がある。しかし、この先は交通手段も限られ、あっても本数がえらく少ない。だからバスが都市間の主要な交通機関なのだが、シラクーザ・ノート間のバスは7時台のあと11時台と私には合わなくて、鉄道はもっと本数が少ないが、5時台のあと10時10分に1本あると知ってこれにした。
 ノートの駅には、ちょうどオトラントの駅がそうであったように何もない。しかし、街まで1キロなら歩けないこともなかろうと歩き始めたが、ずっと上り坂である。イタリアの中世起源の多くの街のように丘の上にあるのだ。
 すぐにこれは素晴らしい街だと分かった。ベージュ色のバロック時代の教会の建物がきれいである。それもそのはず、ノート、モディカなどノート渓谷のバロック都市群はユネスコの世界遺産に指定されているのだ。
 ところで、ノートに来てみようと思ったのは、実はお菓子である。ルカ・マンノーリとサルヴァトーレ・カッペッロという二人のイタリア人菓子職人が監修した『Dolce! イタリアの地方菓子』(世界文化社、2012年)という写真も多く、レシピもついている楽しい本があって、お菓子の重点地域の一つとしてノートやモディカなどシチリアの街が結構詳しく出ているのだ。
 ノートで有名なのは、「カフェ・シチリア」というカフェで、行って見るととても小さなカフェである。ショーケースのなかに本に出ていた「ビアンコマンジャーレ」と「ローゼネッロルト」があった。どちらも原料のベースはこの地方特産のアーモンドである。

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