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姉妹都市の組み合わせの妙

 ドイツを旅行して、ミュンスターの教会前に有志の人が「ヒロシマ十字」なるものを花で作っていたり、ハノーファー市庁舎で「ヒロシマ展」などが開催されていて、感心したのだが、いささか勉強不足だったのは、広島がハノーファーと姉妹都市だったことを知らなかったことだ。
 姉妹都市は、必ずどの国とも組むようなものでもないし、単に街の性格の類似性だけでなく、きっかけになった出来事や仲立ちになった人などにも影響されるから、正直なところ、必ずしもベスト・マッチではないのではと思うものも、大きなお世話だが、ないわけではない。ただ、もともと、イタリアやドイツのように、一つの街にいろいろな機能が集中していない、街々にそれぞれの表情がある国の街は、日本のどこと組んでいるか、興味が湧く。
 ちなみに、ドイツと日本の組み合わせは、ベルリン=東京、ハンブルク=大阪、ケルン=京都は、文句の付けようがないし、ミュンヘン=札幌、マイセン=有田も理由はすぐ想像できる。ただ、港町では、リューベック=川崎があっても、横浜や神戸は特に相手はいないようだ。その中でハノーファー=広島はやはり目を引く。それぞれ、ニーダーザクセン州の州都、中国地方の中心都市と、国レベルでの重要都市だが、戦災で激しく破壊されたという点でも精神的な共通点を持っているのが、興味深い。
 一方、イタリアと日本だと、ローマ=東京、ミラノ=大阪、トリノ=名古屋、フィレンツェ=京都といった納得の組み合わせのほか、ナポリ=鹿児島、サンレモ=熱海、ビエラ=桐生、ファエンツァ=土岐などは理由がすぐに思い浮かび、なるほどといった感じだが、サレルノ=遠野、ソレント=熊野、マントヴァ=近江八幡、ヴェローナ=長浜は面白いと思った。でも、ジェノヴァと横浜、神戸あたりで組めなかったの、とも思ってしまう。

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