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ドイツ北西部の旅(7) ハノーファー

 最終地点は起点のハノーファーである。この街は、イタリアでいうとボローニャのように、いろいろな街に行く路線が交わる交通の要衝でもある。この街にも少し思い入れがあることは、少し前にここに書いた。ただ、この日は月曜日、博物館や美術館の類は休みである。月曜も開いている大きな見どころといえば、街はずれにあるヘレンハウゼン王立庭園である。ここは広大とあるから、ちょうど午後から半日かければだろうと踏んで、向かった。
 ところで、ハノーファー中央駅前の地下街はすごく細長く、駅の奥から手前に向け一直線につながっている。地下鉄の中央駅はドイツ鉄道の中央駅の正面口から見ると反対の奥まった地下にあり、一方、地下街は前方に長く延び、次の駅のクレプケまで続いている。そして地下鉄の中には中央駅には向かわず、クレプケを通る路線も多く、むしろここが地下鉄の中心駅のようにも見える。このクレプケから4番か5番の列車に乗ればヘレンハウゼンに行けるはずだが、方向を間違えないかが心配だった。海外ではどこでもそうだし、日本に来る外国人も同じ目にあっているだろうが、「~方面」という示し方で終着点を示されても、観光客であるわれわれはまず終着点ではなく、途中のどこかに行くので、方向を間違えないか迷うのである。幸い、階段に書いてある簡単な表記にもヘレンハウゼンに行くことは付記されていた。
 5、6駅で着くので、ものの15分ほどの乗車である。まずは、3つの庭園全部に行ける券を購入する。そして、見られる時間が最も少ない王宮の博物館を先に見る。
 次のグローサー庭園である。ここにはまず、手前に古代の神々の像がある幾何庭園がある。シチリアのカターニャでも見た、ペルセポネーとハデスの像もある。棍棒を持ったヘラクレスもいた。
 さらに生け垣の中がそれぞれ様式の違う小庭園になっている区画が続く。さらに先まで木々や花がいろいろ植えられているのだが、奥の方にはとても高く水が飛ぶ噴水もあった。その近くの各区画は入口からは中の様子が分かりにくい細道になっていたが、いい加減つかれてきたので、その後ろには行かなかった。
 ベルク公園は立派な植物園ないしは植物公園という感じであった。花々もきれいだったが、途中に多種のラヴェンダーのような花が飾られているところがあり、紫の濃淡できれいであった。
 結局、ここに4時間近く滞在し、目いっぱい充電してきたはずのデジカメの電源が切れた。携帯カメラに引き継ぎながら、ようやく見物を終えた。
 夕飯は、泊まっているホテルのレストランがやっていない風だったので、グレードは落ちるが、もっと庶民的なホテルの1階がカフェ・レストランとなっていたので、ハノーファーのカレーヴルストなる大きなソーセージと野菜サラダをビールとともに食べた。

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