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アマチュア無線の思い出

 テレ朝の「タモリ倶楽部」は、マニアックな話題を取り上げることが多く、それでもなぜか面白いが、今晩は大学のアマチュア無線サークルを取り上げていた。亡き父の趣味がアマチュア無線だったので、懐かしかった。実家にあった大きなアンテナも撤去してしまったが、番組で学生が言っていた、電波の状況により遠くの外国と交信できることもあるということは、父からもよく聞かされたことだ。
 番組で学生が交信していたように、父もコールサインのJA9LJを伝えるとき、ロンドン(L)ジャパン(J)、名前は「ヤマトのヤ、ソロバンのソ、タバコのタに濁点」と言っていた。しかし、調べてみると、仮名の伝え方は和文通話表というものに合っているが、LJの伝え方は本来は欧文通話表というものがあって、リマ(L)ジュリエット(J)が正式のようだ。ただ、これに従わず通信する人はいるらしく、また業種によっては多少違うこともあり、NATOフォネティック・コードというものもあるらしい。父も海外と交信するときは、通話表通り、YをYankeeと言っていた気がする。
 筑波、芝浦工大、日本工業大、中央大など、やはり工学部のある大学が番組に出ていたが、目下の課題がYL(Young Lady)の獲得だというのも分かる話である。アマチュア無線は全盛期は国内50万と言われたものの、今は衰退し、広告だらけで分厚かった専門誌『CQ』も随分薄くなっている。
 工業高校の電気科の教師だった父が英語を勉強したのは、海外のハム雑誌を読み、海外と通信したかったからである。高岡工芸高校の姉妹校である米国のエルムハースト高校は、父が交信した地元のハムから紹介してもらい、付き合いが始まったものだ。
 アマチュア無線は、もともとは知らない人が通信して友達になるという、とてもいい趣味だと思う。ネットでも同じことは可能だが、やはり肉声であることがよいのではなかろうか。

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